こんばんは、ゴッチです。PSO2も一段落したのでそろそろ違うゲームをやりたいなと思ってお店を物色していたら、PS4のバットマン新作が安かったのでゲット。
というわけで、PS4「バットマン:アーカム・ナイト」を遊びました。
「バットマン:アーカム」シリーズはPS3などで何作か出ていて人気だったそうなので、僕も気になっていました。
でも遊ぶのはこの「アーカム・ナイト」が初です。
過去作のあらすじ的なものはゲーム中で語られたり資料で見たりできるんでいきなりコレでも訳が分からないってことはないけど、過去作のあらすじはネットなどで予習しておく方がより楽しめそうです。
あ、登場人物の関係性について特に説明もなく、固有名詞がバンバン出まくるので、さすがにバットマンについて何も知らない状態で遊ぶってのは無謀かもしれないですね。
ゲーム内容は「バットマンを操り、広大なゴッサムシティを舞台に情報とガジェットを駆使して悪者の計画を調査したり悪者を追い詰めて捕まえるゲーム」。
グラフィックはさすがの仕上がり。小雨が降る夜のゴッサムシティが実に美しいです。イベントシーンでも映画クオリティの映像で見ごたえがあります。敵に負けてリスタートする時にはロードがあるけど、ゲーム中にロードが一切ないのもすごい。建物の中に入ろうが、イベントシーンを挟もうがロードをしない。ローカライズも非常に丁寧。ゲーム中、コンピュータの画面の文字まで日本語になってるほどしっかりとローカライズされています。まあ、コンピュータの画面って日本語だとダサく感じちゃうのでそこは英語のままで良かったんじゃないかと思いますが(笑)
格闘シーンは結局馴染めなかった
アメコミヒーローのゲームなので意外かもしれないけど、戦闘は悪者相手に派手に暴れ回るのではなくて、ステルスアクションが基本になっています。まあ、バットマンって闇に紛れて敵を倒すイメージだし、ステルスアクションの方がバットマンっぽいですね。大勢を相手に立ち回る戦闘では、うまく操作できればカッコイイけど、結構操作が難しい。なので僕の操るバットマンはかなりヘッポコです(笑)メインストーリーをクリアしたのに、いまだにスムーズな操作ができません(・。・;
今作のバットモービルは戦車に変形するぞ
バットマンでの戦闘は地味目ですが、バットモービルに乗り込めば、街灯とか他の車とかをなぎ倒しながらのカーチェイス、タンクに変形して敵装甲車と撃ち合うという大暴れな展開に。静かに敵を倒したかと思えば戦車で撃ち合い…極端すぎるよ!っていうかゴッサムシティを守ってるのか壊してるのかどっちなんだバットマーン!
ゴッサムシティは広いです。メッチャ広い。ビルは大小いろいろあって、複雑な建造物も多いです。そんなゴッサムシティをマントで滑空してグラップルガンでビルからビルへと渡ったりする、いかにもバットマンな移動が実に気持ちいいです。
そしてバットマンと言えば豊富なガジェット。これらを駆使して悪者が残した証拠を検証したり、居場所を突き止めたりするシーンがゲーム中かなりあります。あと、道中にゼルダ的な謎解きシーンがいくつも出てきます。
僕はひとまずメインストーリーを終わらせたところまで遊びました。メインストーリーは、バットマンの悪役の中でも有名な「スケアクロウ」と今作オリジナルの敵「アーカム・ナイト」のコンビが企てた、ゴッサムを恐怖に陥れる計画にバットマンが立ち向かいます。
あ、バットマンの悪役と言えば「ジョーカー」が最も有名ですが、今作でのジョーカーは「内なる敵」という立ち位置でした。メインの敵じゃないのに一番セリフ多いのかもと思っちゃうくらいしゃべります、正直ウザいです(笑)
そんな敵達を相手に、度重なるピンチをどうにかこうにか乗り越えてようやく事件解決に至ったけど、犠牲も多かった。正直ね、結構イライラしました(笑)
操作が複雑だったり、クリアまでの道筋が分かりにくかったりというところでイライラ。戦闘でボコボコにされてイライラ。ゲームオーバーになると敵がこっちを見下しながら「お前は終わりだ、そしてゴッサムもな」とか煽ってくるのでイライラ。ゴッサムシティを移動中もそこらのチンピラからも煽られるし、ゲーム中常に挑発されてる感じです。更にリスタートのロード時間が割とあるのでさらにイライラ(笑)
まだ全てのミッションを終わらせていないけど、全部終わらせないと真のエンディングが見られないという仕様がなかなか硬派ですねえ。特に悪役の一人「リドラー」のミッションがすごく大変そう。ゴッサムシティ中に散らばるリドラー・トロフィーを集めるというもので、中にはガジェットを駆使してゼルダ的なパズルを解かないと手に入らなかったり。
僕はそこまで頑張れないので、この後は適当に遊んで終わりにしようかなと思います。
僕はティム・バートン版の映画で「バットマンかっこいいなあ」と思うようになり、その後のクリストファー・ノーラン版のバットマンも3作見ました。
賛否両論あるノーラン版バットマンですが、僕はノーラン版も好きです。でも「どっちがよりバットマン的か」、と言えば僕はバートン版だと思います。バートン版のバットマンの方が、バットマンがよりクレイジーに見えますしね。バットマンって超人でもないのにヒーロー活動してるんで、やっぱりそこには常人ではないクレイジーさが要ると思うんです。「どっちが犯罪者だよ!」って位の。常識のある人なら大金掛けて装備作ってコスプレして犯罪者と素手で戦おうとか思いませんし。ノーラン版のバットマンは悩んだりするけど、バートン版のバットマンは結構ひどいことを平然とやってますよね(・。・;
この「アーカム・ナイト」のバットマンは苦悩するシーンが多いです。ただ、悪役がすごくわかりやすく悪かったりするし(笑)、ジョーカーのウザさがどちらの映画とも違うので、ゲームではバートン版ともノーラン版とも違うバットマンが楽しめました。
素晴らしい映像、作り込みでバットマンを満喫。良く出来たゲームだけど、結構イライラしたなあ。良い点がすごくあるのに、悪い点がそれを上回っちゃった感じです。安く買えたので十分に元は取れましたけども(笑)
敵から煽られ、罵られ、そこいらのチンピラからもおちょくられる。自分のしていることについて悩む。うーん、「バットマンになる」って大変ですね。並の人なら精神が持ちそうにない。このゲームはそんな部分までリアルに体験できちゃいます。つまり「バットマンになってゴッサムシティを守る体験ができる」って部分では究極のゲームなんじゃないか。
全体的にとても良く出来てるので、気になったらいかがでしょうか。今ならたぶん安く買えると思いますよ!