突き抜けた面白さ!「スプラトゥーン」の感想。
2015年 08月 20日
こんばんは、ゴッチです。
これまで「スプラトゥーン」雑記を書いてきたんですが、こないだ雑記を一段落としました。
【リンク】スプラトゥーン話題一覧
そこで、ここまでのまとめとして感想文を書くことにいたします。
でも、かなり長くなってしまいました(・。・;
お時間に余裕がある方はどうぞです。
秀逸なゲームシステム
Wii U「スプラトゥーン」は任天堂製のTPS型オンライン対戦ゲーム。
対戦は基本的に4対4のチーム戦。
TPSでオンライン対戦っていうとなんか取っつきが悪そうに思えるけど、
このスプラトゥーンはとにかく取っつきやすく作られています。
ポップな見た目、キャッチーなBGM。でも中身はかなり練り込まれた対戦ゲーム。
「これ、よく考えたなあ!」って思う秀逸なアイデアにより、
「難しそう」を「面白そう」に変換することに成功しています。
「対戦ゲームだけど、敵を撃って倒さなくてもいい」
というスプラトゥーン独特のルールのおかげで、遊び始めるまでの敷居はかなり低く感じられます。
「ナワバリバトル」は自軍の色でマップをどれだけ塗ったかで勝敗が決まるルールだし、
「ガチマッチ」のルールも敵を倒すことは勝利条件じゃない。
まあでも、いずれは勝つために敵を撃って倒すことも必要になってきます(特にガチマッチ)。
でもそれはゲームに慣れた後の話。
いかに敵を倒すかは上級者になったら考えればいいです。
スプラトゥーンにおいて、まず抑えるべき基礎知識はイカの…いや以下の4項目。
・インクを撃つと地面や壁を塗れる
・プレイヤーは人からイカに変身できて、イカの時はインクに潜れる
・インクに潜っている間は高速移動&インク回復&敵に見つかりにくくなる
・GamePadの画面には常にマップが表示され、現在の状況がリアルタイムに見える
これらの要素が状況把握や戦術にいろいろと関係してくるんですが、
それが遊びながら自然と理解できるようになっています。
複雑なはずなのに遊んでみるとシンプルに感じる。
これってかなりすごいことだと思います。
ゲームを遊べば遊ぶほどに細かいことを理解できてきて、
「このゲームシステムって実はスゲエぞ」と思えてきます。
まあ、難しいことを考えなくてもとにかく遊んでいると気持ちよくて面白いんですよね。
そう思えるゲームって久々です。
狙いはジャイロ操作で直感的
GamePadのジャイロ操作はとても快適。※ジャイロをOFFにもできます
このゲームはインクをあちこちにばらまいたりすることも多いんで、一瞬横向きたい、上向きたいっていう状況が多いです。
周りを確認するのにもジャイロだと楽々。
まあ操作系は、使うボタンは少ないけどもある程度慣れが要る感じです。
意思疎通は「ナイス」「カモン」だけ
スプラトゥーンにはチャット機能は一切ありません。
簡単なサインが出せるだけです。
細かい意思疎通はできないけど、それゆえに気軽にオンラインに飛び込みやすくなっています。
実際は試合が忙しすぎてチャットなんて無理ですよコレ(笑)
居心地の良い「ハイカラシティ」
ゲームのメニュー代わりになっている街「ハイカラシティ」。
狭いながらも作り込んであって、駅の発車メロディ、裏路地の怪しさなどすごく良い雰囲気。
街には対戦で一緒になったプレイヤーがウロウロしており(※中の人は居ません)、ミーバースのコメントがフキダシで表示されています。
自分からはシティにあるポストからミーバースに投稿できるようになっています。
その投稿が対戦中のマップに反映されたりするのでちょっとニヤニヤ。
これはいい活用方法ですね!
あとお店の店員がいちいちナイスデザイン・ナイスネーミング・ナイスキャラなんですよね。
ホント細かいところまで抜かりないです。
シティにはアイドルデュオ「シオカラーズ」が公開放送をしているブースがあって、
ここで二人に注目してると手を振ってくれたりという小ネタまで搭載。
もうね、作り込む必要なさそうな部分まで作り込んであって感動するやら呆れるやら(笑)
いいぞもっとやれ!
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尺は短めだけどしっかりとした作りの一人用モード
スプラトゥーンは対戦がメインのゲームだけど、
チュートリアル的な意味を持つ一人用の「ヒーローモード」というのもあります。
こちらは対戦型ではなくて面クリア型アクションゲーム。
一人用だけど対戦で役立ついろんなテクニックが身に付きます。
それに、これはこれで一本の面白いゲームと言えるほど丁寧に作られています。
エンディングまでは短めでしたが、予想以上に完成度の高い作りだったのでかなり満足。
ラスボスの演出も盛り上がる!
魅力的な資料の数々
ヒーローモードのマップに隠されている「ミステリーファイル」を集めると、
スプラトゥーンの世界観がちょっとわかったりもします。
これのイラストもやたらとクオリティが高い。
スプラトゥーンは全編にわたりデザイナーのセンスがほとばしってますね!
デザインのモチーフに和風な文化やネタが採用されていて、海外に媚びてないもの好印象。
どこか昭和っぽい雰囲気もあったりして、僕の世代にドンピシャだったりするのもとても良いです。
ヒーロースーツのデザインは一見カッコイイようで、よく見ると交通整理してる人のジャケットだったり自転車のヘルメットだったり釣り竿だったりします。
いいなあ、こういうノリ(笑)
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オシャレにキメてバトルに繰り出す!
ブキ(武器)や服装の選択肢・組み合わせは相当多いです。
対戦ルールやマップとの相性で「このブキが最強!」というのは出ないよう調整されています。
さらに服装には「ギアパワー」という能力が付いていて、ブキとギアパワーの組み合わせを考えるのが悩ましい。
ギアパワーはお金(または消費アイテム)である程度の付け直しができるので、
狙いの能力を目指して吟味していくと抜け出せなくなります(笑)
お金がいくらあっても足りなくなる…!
対戦のルールやマップは自由に選べず、時間で入れ替わるようになってます。
これによりプレイヤーの好き嫌いが偏らないようにしつつ、安定してプレイ人数が集まるという仕組み。
この仕様は思い切ったなあと思ったけど、これも取っつきやすさに一役買ってますね。
ルールとマップに合った装備を選んだら、あとはさっさと対戦に参加すればいいわけで。
対戦ルールの「レギュラーマッチ」はカジュアルに塗って楽しみたい方にオススメのルールで、
上級者向けの「ガチマッチ」は血で血を洗う、撃ち合い必至の激戦に身を投じたい方にオススメです。
どちらも白熱しますよ!
特にガチマッチで敵を連続キルしたり、チームの勝利に貢献できた時の興奮たるやもう!
運営の仕方が任天堂なのに上手(←失礼)
発売当初はマップが少なかったりして「未完成」とか言われていたけど、それはあえてそうしてあったみたいです。
毎週のようにアップデートでブキを追加し、
運営がプレイヤーの上達を見計らって複雑なマップを追加するなど、
巧みにプレイヤーの熱を下げないようにしているのがうまいなあと思います。
どうした任天堂、ネット関係には弱かったはずなのに…(笑)
もちろんとても良いことですけど!
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フェスのお祭り感はすごく好き
スプラトゥーンは1ヶ月に一度くらいの頻度で「フェス」というイベントが開催されます。
ネトゲの期間限定イベントのようなワクワク感が楽しめます。
フェス中は「朝食に食べるのは『ごはん』?それとも『パン』?」みたいにお題が出され、「ごはん派」「パン派」に分かれて対戦するという特別なルールになります。
フェス中はシティもバトルも夜バージョンになり、BGMもフェス用の曲でとても盛り上がる!
まさかの東洋水産
フェス第2回目からは企業コラボも解禁し、ネットで話題になったりもしました。
先の運営の仕方といい、フェスの企業コラボといい、
話題作りがうますぎてホントに任天堂どうしちゃったのと思います(笑)
もちろんとても良いことですけど!
フェスTのデザインもとても良い
フェス中はミーバースの投稿が普段の何倍も採用されて、ハイカラシティは文字通りお祭り状態に。
シオカラーズの二人もブースを飛び出してフェス中ぶっ通しでライブしてます。
この雰囲気はすごく好きですね!
こういう、世界観を感じられる演出がすごくいいんですよね〜。
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Wii U買ったらこれも買っちゃおうぜ
さて、スプラトゥーンについていろいろ語りましたが、
とにかく面白いから遊ぼう
これに尽きますね、ホントに。
こんなに長く書いたのに、まとめとしてはたった一言で済むわけですが(笑)
取っつきやすく、しっかり作り込まれていて、デザイン面やBGMも非常にハイレベル。
一試合は短いのについつい連戦しちゃう中毒性。
でも慣れてくれば30分遊ぶだけでも十分満足できます。
文字通り、全体的に素晴らしい出来だと思います、うん。
ガッツリやりたい人も、忙しい人も、Wii Uをお持ちならばぜひぜひおすすめしたい一本ですよ!